戦後の昭和20年代から30年代頃にかけて、
日本のどの地方にもあった農村の日常の暮らしの中で、
子どもが子どもらしく成長していく姿と、
内面の思いを活写する連作随想集。
【内容】
夕顔の咲く村
真夜中の裸電灯
清次郎と稲荷様
火事と味噌樽
白いご飯と生卵
夏の日のお手伝い
テレビジョン
祭りの夜
父ちゃんの激怒
残った手の傷と心の傷
先生と梅の花
蓄音機
足の怪我と小林君
初めての動物園
長老の厄日
クリスマスケーキ
木の葉さらいと老馬
母ちゃんの手
葬式饅頭
渋柿と焼酎
ラーメンの思い出
楽しい給食
二等賞でも
修学旅行
二人の姉と名犬ジョン
先生のあだ名
納豆売り
など48篇
【著者】
村田 三四郎 (むらた さんしろう)
本名、田村三郎(たむらさぶろう)。
昭和25(1950)年 栃木県小山町(現・小山市東城南町)生まれ。
昭和31(1956)年 小山市立小山第二小学校に入学。
昭和37(1962)年 小山市立小山第二中学校に入学。
昭和40(1965)年 栃木県立小山高等学校定時制に入学と同時に社会人となる。
昭和45(1970)年 カントー消火器製作所を設立。社長に就任。
平成22(2010)年 代表取締役を退任し取締役会長に就任。
現在、一年の約半分をタイのバタヤにて過ごす。
四六判 並製 228頁 定価1,200円+税