家族四人、正社員としてお父さんが普通に働き、専業主婦として家庭を仕切り、子育てや町内会活動に精をだすお母さん。
バブル崩壊などとも無縁の昭和50年代、京都で暮らす家族の家計簿から、当時の暮らしを垣間見る。第2部として「お母さんがん闘病」を併載。
○内容
第1部 昭和50年代の家計簿と京都の暮らし
京都の暮らし/昭和の家族/平成の家庭の変容 家族・子どもたち/主婦に対する賛歌・オマージュ 専業主婦は職業以上/昭和55年~59年 収支と日記/時代状況
政治 経済 国際 世相家庭
第2部 お母さん がん闘病
食道がん発症・食道摘出手術/自宅療養/ガン転移・再発・乳がん手術・放射線治療/お母さん逝去/がんで死なない時代を/天国に逝ったお母さんを偲んで
著者紹介
宮本龍郎(みやもと たつろう)
昭和16(1941)年、韓国京城(現・ソウル市)生まれ。
終戦により愛媛県に引き揚げ。
大阪市立大学法学部卒、同大学院法学研究科修士課程中退。
財団法人関西空港調査会を定年退職。京都市在住。
著書に『たっちゃんの絵日記』ミヤオビパブリッシング(2017)がある。
A5判 並製 294頁