本書を通じて食材の繊細な品質管理から、社会を動かすような大事業に至るまで、日々の生活に根を下ろし歴史を刻んできた植物元素の存在を身近に感じてもらえれば幸いです。 ―本書「はじめに」より
オールカラーで見て楽しく、高校生から専門家まで好奇心を刺激する一冊。
Ⅰ章 毒にも栄養にもなる元素
Ⅱ章 棲み分ける元素
Ⅲ章 飢餓を回避させる元素
Ⅳ章 植物素材の価値を高める元素
Ⅴ章 不足克服が物語を生む元素
Ⅵ章 貯めて価値が出る元素
Ⅶ章 新しい技術や学問の開拓に関わった元素
Ⅷ章 体内を大量移動する元素
Ⅸ章 植物が向き合う放射性元素
○著者 正岡 淑邦(まさおか よしくに)
1948年広島県呉市生まれ。広島大学大学院農学研究科修士課程修了。農林省(現農林水産省)草地試験場、九州農業試験場、広島大学大学院生物圏科学研究科、2013年定年退職。栃木県那須塩原市在住。農学博士、第一種放射線取扱主任者、広島大学名誉教授。
四六判 並製 164頁 オールカラー