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「山梨日日新聞」2023年3月11日号
「山梨日日新聞」2022年5月13日号
「歴史群像」2022年8月号
信玄は、父・信虎を追放し、嫡男・義信を死に追いやり、次の嗣子・勝頼が突如家督を継ぐことになった。 勝頼を支えた盲目の兄・龍芳や、異母兄に殉じた仁科信盛などの弟、北条や上杉に嫁いだ姉妹ら12人の子供、ほかに4人の一門衆、6つの城について記した初の論文集。 信玄の子供たちの遺物、信玄・勝頼・一門衆の自筆書状なども掲載する。
武田義信や、勝頼の甲冑・刀剣など、信玄の子供たちゆかりの品20点、花押・印章46点を収載。
【本書の内容と執筆陣】
〈第1章 武田信玄の子供たち〉
総論 武田信玄の妻室と子女 丸島和洋
「武田義信」 戸塚隆太/「武田龍芳」 丸島和洋/
「西保信之」 丸島和洋/「武田勝頼」 深沢修平/
「仁科信盛」 村石正行/「葛山信貞」 糟谷幸裕/
「武田信清」 長瀬光仁/「黄梅院殿(北条氏政正室)」 黒田基樹/
「見性院殿(穴山信君正室)」 海老沼真治/
「真竜院殿(木曾義昌正室)」 小笠原春香/
「松(織田信忠許嫁)」 遠藤珠紀/「菊(上杉景勝正室)」 片桐昭彦
〈第2章 番外編〉
総論 武田家御一門衆と親類衆 丸島和洋
「穴山信君」 柴 裕之/「武田信豊」 小川 雄/
「大竜寺麟岳」 長谷川幸一/「小山田信茂・信有」 小佐野浅子
〈第3章 城郭編〉総論 武田領国の本拠と城郭 山下孝司
「武田氏館」 佐々木 満/「新府城」 閏間俊明/「高遠城」 河西克造/「大嶋城」 山下孝司/「深志城」 河西克造/「森城」 山下孝司
〈付 録〉 武田信玄関連系図/年譜/花押・印章一覧 その他
編者略歴
丸島和洋(まるしま・かずひろ) ― 1977年、大阪府生まれ。 慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。 博士(史学)。 現在、東京都市大学准教授。 武田氏を中心に、戦国大名同士の「外交」と大名の従属国衆に関する研究を専門とする。 主著に『戦国大名武田氏の権力構造』(思文閣出版)、『武田勝頼 ― 試される戦国大名の「器量」』(平凡社)など。 NHK大河ドラマ『真田丸』では、黒田基樹、平山優とともに時代考証を担当した。
菊判(153×216mm)・532頁(含カラー口絵16頁)・並製