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「キネマ旬報」2023年3月下旬特別号
『千利休・本覚坊遺文』『黒部の太陽』『サンダカン八番娼館 望郷』『海と毒薬』『天平の甍』『お吟さま』…日本を代表する社会派映画監督、熊井啓。その全貌を全19作品に及ぶ作品論、スタッフ、俳優、関係者へのインタビュー、対談などを通じ深掘りする。
内容
対談 奥田瑛二×伊藤弘了/インタビュー 原 一男、吉岡威史、高橋洋子、石野憲助/特別寄稿コメント 渡辺 謙/美術論 竹内公一/ライフストーリー 池田太郎/作家論 若木浩輔/作品論 全19作品/書誌目録 年譜 フィルモグラフィー 他
―執筆者―
池田太郎/伊藤徳裕/伊藤弘了/狗飼恭子/植草信和/小川智子/荻野洋一/金子サトシ/佐藤利明/佐野 亨/谷岡雅樹/中村真夕/新津岳人/早川 怜/森 直人/若木康輔
責任編集者プロフィール
奥田瑛二(俳優・映画監督)
1950年、愛知県生まれ。1979年、映画『もっとしなやかにもっとしたたかに』で初主演。熊井啓監督作品では1986年『海と毒薬』で毎日映画コンクール男優主演賞、1989年『千利休・本覚坊遺文』で日本アカデミー主演男優賞を受賞。他にも『式部物語』(1990)『ひかりごけ』(1992)『深い河』(1995)『海は見ていた』(2002)に出演。1994年『棒の哀しみ』でキネマ旬報、ブルーリボン賞など八つの主演男優賞を受賞する。また、2001年には映画『少女~ an adolescent』を初監督。同作はヴェネチア映画祭他多くの映画祭から招待を受け、第17回パリ映画祭、第16回AFI映画祭でグランプリを受賞。以降『るにん』『長い散歩』『風の外側』と作品を送りだし、2006年『長い散歩』は第30回モントリオール世界映画祭グランプリ・国際批評家連盟賞・エキュメニック賞の三冠を受賞するなど、監督としても高い評価を得ている。
A5判 並製 216ページ