2024年5月末刊行予定
戦国武将たちの個性あふれる造形美!
信仰、動植物、器材、文字……などの形象によって主要250点を分類して体系化。豊富なカラー図版とともに、各々の由来や魅力の眼目を解説する。甲冑研究の第一人者による決定版。
・全国の博物館、美術館から寺院・神社まで、現存作品256点を収録
・「兜鉢」と「立物」の二篇に分け、形象ごとに分類して体系化
・多種多様な変わり兜をカラー図版で掲載、要点をまとめた作品解説を付す
・兜の名称に関する基礎知識や、「名物の兜」を取り上げた論考を掲載
[目次]
序
凡例、兜・当世具足の名所
第一部 兜鉢篇
頭形、椎形/神仏信仰、架空の動物/被り物(冠、烏帽子/その他の被り物)/置手拭、雑賀鉢/蒙古鉢、南蛮鉢/植毛、頭髪、頭型地 文/動 物(鳥獣、昆虫/魚介、甲殻)/植 物/器 材/文字、廻鉢、他
第二部 立物編
神仏信仰/架空の動物/被り物(纓)/天文、地文/動 物/植 物/器 材/文様、文字
当世兜覚え書
第一章 当世兜の名称に関する二、三の私見
第二章 名物の兜
主要参考文献・フォトクレジット
作品名・所蔵(日本語・英語)
名称解説(日本語・英語)
人名索引
[著者略歴]
宮崎隆旨(みやざき たかし)
1943年広島県生まれ。元奈良県立美術館館長。関西大学大学院修士課程修了。博士(文学)。専門は甲冑を中心した日本工芸史。主な著書に『奈良甲冑師の研究』(吉川弘文館、平成23年度國華賞)、『戦国変り兜』(角川書店)、共著に『法隆寺の至宝―西円堂奉納品―』(『法隆寺昭和資材帳』11、小学館)、『富本憲吉全集』第一巻大和時代(小学館)、『奈良市史』工芸編など。
A4判・上製・316頁(カラー248頁)