江戸後期の識字率は世界一だったと言われております。では庶民はいったいどんな本を読んでいたのでしょう。教訓本や滑稽本から料理本にかわら版まで、わかりやすい現代語訳で二百年後の本好きにお届け。好奇心旺盛な江戸の本読みが何を好み、何を受容していたのかを見ていきましょう。
目次
・教訓本 鄙都言種(上)
・教訓本 鄙都言種(下)
・滑稽本 大学笑句
・健康本 婬事養生解
・随 筆 瓦礫雑考(上)
・随 筆 瓦礫雑考(下)
・料理本 魚類精進早見献立帳
・錦 絵 近世水滸伝
(金看板伽羅五郎 松本錦舛)
・錦 絵 近世水滸伝
(銚子の五郎造 片岡仁左衛門)
・広告チラシ 登龍丸 売薬
・広告チラシ 曲亭馬琴著 雅俗要文
・かわら版 文政の大火
A5判 並製 340頁