1 戦国の気候と災害
御神渡りと気候
寒さにこごえる
降り積もる雪
信濃諏訪郡が海となる
頻発する大雨と洪水
土石流と雪しろ
大風の被害
未曾有の大風雨
日照りの恐さ
凶作の中で
飢饉と餓死
疫病の流行
地震被害を越えて
災害への対応
2 戦乱の世の悲惨
盗賊の横行
戦乱と放火
皆殺しの恐怖
寺社に逃げる
山に隠れる
戦国時代の山小屋
伝説に残る逃亡先
苅田 狼藉
人が売られる時代
戦争が生み出す奴隷
逃げても追われる奴隷たち
3 戦国時代の技術者たち
黄金わき出す時代
戦争に参加した金山衆
黒川金山山衆
大工から棟梁へ
増加した番匠
戦国時代と番匠
甲斐の杣と大鋸
鍛冶屋と鋳物師
領主が招いた職人
治水技術者と信玄堤
さまざまな職人
技と芸能
4 さまざまな産物
麻から木綿へ
蕎麦と穀物
甲斐の芋
食物と酒
戦国の馬
高価な漆
建設の時代と材木
猟師と鳥獣
山の産物
めぐり来る鮭
川と湖の漁
5 流通と商人たち
銭ー流通の媒体
度量衡の統一に向けて
市をめぐる
越後の中心都市越後府中
新たにつくられた甲斐の府中ー甲府
信濃の宗教都市ー諏訪の町
さまざまな商売
遠隔地を結ぶ商人
戦国大名と結んだ商人
甲斐商人の源流
戦場の商人たち
6 戦国の道と運輸
陸上を行く
川を行く
海上を行く
新潟と直江津
繁栄する越後の港
障害となる関所
伝馬制度と宿
旅と安全
7 信仰と霊場
善光寺信仰
越後善光寺
甲府善光寺
身延山久遠寺と日蓮宗
武田信玄は身延山を比叡山にしようとした
諏訪信仰
富士信仰の世界
富士山御師
戸隠衆人の動き
小菅山の変貌
妙高山
ふたつの一宮ー弥彦神社と居多神社
8 民俗の変化
諏訪の池が赤くなった
神灰の威力
諏訪の宝鈴
諏訪神社鳴動
御岳の鐘
鉄火と鬮取り
夢を見る
災害予知
四六判/上製/296頁