愛と悲しみに苦悩し続けた人恋する詩人
恋多き、漂泊の人生は「ありがとう」の言葉を遺し終わりを告げた。
待てど暮らせど来ぬ人を
宵待草のやるせなさ
「宵待草」だけではない。
みずみずしい言葉で生涯
愛と哀しみの情景を描き続けた
夢二名作百選
〔竹久夢二〕プロフィール
明治17年(一八八四)岡山県生まれ。日本画、水彩画、油彩画、書籍の装幀、広告宣伝物などのデザインの他文芸においても、「宵待草」など多数の作品を残す。昭和9年死去。
主な著作に『夢二画集 春の巻』がある。
大正ロマンを象徴する存在。