日本図書館協会 選定図書に選ばれました
次の媒体で紹介されました!
「月刊京都」 2012年3月号
武家政権の創始者平清盛の栄華と夢、その波乱の生涯と時代を忠実に描き出した、「源平合戦史」研究の権威による基本図書。
安田元久 著
王朝国家の没落を前に咲いた仇花か――華麗な平家納経とは裏腹に、源頼朝の首を墓前に供えるのを供養と思えと遺言し孤独の裡に没した無念の生涯でもあった。
院政政権をまもるべき武力として台頭した平氏が、やがて清盛の時代になって、院政に抵抗する独裁権力と化する過程と、その歴史的必然性を追う。
著者プロフィール
1918~1996 東京帝国大学文学部国史学科卒業後、東京大学文学部助手、北海道大学文学部助教授、学習院大学文学部教授、学習院大学学長を歴任。
主著に、『地頭及び地頭領主制の研究』(山川出版社 1961)、『武士世界の序幕』(吉川弘文館 1973)、『日本初期封建制の基礎研究』(山川出版社 1976)、『鎌倉開府と源頼朝』(教育社 1977)、『後白河上皇』(吉川弘文館 1986)など、多数。