次の媒体で紹介されました!(辛酸なめ子先生オススメ!)
「読売新聞 よみうり堂 今年はこの本にしびれました!」 2012年12月23日号
カントやゲーテ、ドストエフスキーなど多数の著名人に影響を与えた神秘主義の大家・スウェーデンボルグの最高傑作『De Caelo et de inferno』が『7つの習慣』の宮崎伸治による親しみやすい抄訳で新登場!
今までの訳書とは一線を画す読みやすさを追求!!
スウェーデンボルグ入門書としても最適です!
【目次】
第1章 精霊界 ―人間が死んだ後すぐに行くところ
・人間が死んだ後すぐに行くところ
・精霊界に入った人間は神によって明確に区別される
・天界への門と地獄への門
・人間の内部は霊である
・精霊界の霊たちとの対話
・人間の顔は死後、変化する
・人間は死んでも肉体が滅びるにすぎない
・人間はすべての記憶を携えてあの世に行く
・この世で考えたことはすべて全身に刻み込まれている
・あの世で現れる記憶の形
・理性はどのように磨かれるか
・温情で天界に迎え入れられる人はいない
・世俗的なものを拒否する必要はない
・霊性に目覚めた人間の内部は神に結びついている
・外面では同じような生活を送っていても、一人ひとり違っている
・人間は自由意志で天界の状態に入れる
・天界に通じる狭い道と地獄に通じる広い道
・敬虔な人でも隣人愛が欠けていると天界には入れない 他
第2章 天界の生活 ―仕事・結婚・住居
・天界における交流のしかた
・天使たちの姿
・神の現れ方はそれを見る天使によって異なる
・天界の住居
・幼くして亡くなった者は死後どうなるか
・天界における幼児教育
・天界における仕事
・天使の任務は天使を通して行われる神の任務
・天界ではだれもが自分にふさわしい仕事に従事している 他
第3章 天界の喜び ―天使の力・知恵・愛
・天使は人間と話すとき、人間が理解できる手段を使う
・狂信霊は自分が憑いた人に虚偽を信じ込ませる
・人間は善霊を介して天界に結びつき、悪霊を介して地獄に結びつく
・人間の性向が変わるにつれ、つく霊も交代する
・人間が不安になったり憂鬱になったりする理由
・天界と人類との結びつき
・死後二日しか経っていない霊たち
・まがいものの知性や知恵
・神を認めない知性や知恵
・本物の知性や知恵はダイヤモンドやルビー、サファイアのように輝く
・悪事を行わないかぎり、お金を稼ぎ、蓄財してもかまわない
・世を捨てて孤高な人生を送った霊たち
・「富んだ者」と「貧しい者」の霊的な意味
・自己愛や世俗愛は他人のものを奪い取ろうとすること 他
第4章 地獄で暮らす悪霊たち ―自己愛に生きた者の末路
・自己愛が強かった権力者の霊
・自分の名誉と栄光のために他人を支配していた霊
・自己愛や世俗愛から生まれる「地獄の火」
・悪霊は自ら進んで地獄に入る
・死んでありのままの姿になると、無数の悪が次々と現れる
・密かに他人に悪を吹き込む「霊魔」
・死は一つの世界から別の世界への移行にすぎない
・地獄には悪の種類に応じた無数の村がある
・人間に自由が与えられている理由
・魂は人間の生命であり、霊こそ人間そのもの 他
~「訳者まえがき」より~
18世紀に北欧で活躍したスウェーデンボルグの肩書はあまりにも多い。科学者でもあり、鉱山技師、政治家、発明家、学者、哲学者、詩人、霊能者でもあった。しかも、そのほとんどにおいて一流と目されていたのであるから、アメリカの作家ジョージ・ハバードをして「普通のわれわれとは違う人種で、巨人という別人種」と言わしめ、アメリカの思想家エマソンをして「北欧のアリストテレス」と賞賛せしめたのも頷ける。
実際、スウェーデンボルグの非凡さを物語るエピソードは多い。知能指数は200を超え、9か国語を操り、数学、天文学、宇宙論、物理学、化学、鉱物学、冶金学、地質学、工学、解剖学、生理学、心理学などの学問分野に通暁し、20の分野で150冊もの大著を著している。しかも、その大著作群はゲーテ、オノレ・ド・バルザック、ドストエフスキー、ユゴー、エドガー・アラン・ポー、ヘレン・ケラーなど世界の第一級の知識人たちによって高い評価を得ており、「今ならノーベル賞を造作なく五つも六つも取っていただろう」とまで言われていたのだから、まさに不世出の天才としか言いようがない。(略)
【著者】 E・スウェーデンボルグ
18世紀、北欧で活躍した科学者・鉱山技師・政治家・発明家・学者・哲学者・詩人にして霊能者。9ヶ国語を操り、20もの分野で150 冊以上の著作を残し、死後は神秘主義の大家として評価を受けている。
【訳者】 宮崎伸治
青山学院大学国際政経学部卒業。著訳書の数は60冊にのぼる。訳書としての代表作に『7つの習慣 最優先事項』(キングベアー出版)がある。
四六判 並製 208頁