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「文化通信」 2012年3月18日号
青山霞村 原著
住谷悦治 校閲/田村敬男 編集
新島八重の兄 山本覚馬伝の決定版
幕末の会津に育ち、藩校日新館や佐久間象山塾で学ぶ一方、山本家の弓馬槍刀の師伝を得、江戸で蘭学・洋式砲術を学び、日新館教授、会津蘭学所教授となった覚馬。藩主容保の上洛に随行、鳥羽伏見の戦いで幽閉され失明するも、その人物を見込まれ京都府顧問となる。
京都の近代化・教育行政・社会福祉に尽力し、京都府議会初代議長となった会津武士 覚馬の近代を、同志社校友による稀覯本を基に再現。近代京都の歩みを知る恰好の書。
【掲載内容】
〔目次〕
緒論
少年時代 壮年時代
京都勤務
幽囚
京都府顧問
日本最初の小学校
中学校創立 英学校/ドイツ学校とフランス語学校
駆黴院
集書院
京都最初の活版印刷 新聞発行
物産引立所
勧業場 集産場 授産場
舎密局 アポテキ
織殿 染殿
製革と製靴 化芥所
博覧会 博物館
都踊り
伏見製作所
梅津製紙場 一名パピールファブリック
写真用レンズの模造
牧畜場 農学校 養蚕場 栽培試験所
童仙房の開拓
電信線架設と私設鉄道敷設発企
霊山招魂場
小野組転籍事件、槇村大参事の拘禁とその釈放運動
フランスへ留学生派遣
新施設の廃絶、失敗、犠牲
同志社創立その他
京都府会議長
先生の経済思想
家庭と講帷 晩年
山本覺馬先生の逸事
A5判 並製 196頁