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「茶の湯文化学」第24号
熊倉功夫・姚国坤 編
中国で禅を学んだ栄西禅師(1141~1215)が、晩年著した『喫茶養生記』。日本の茶の伝統となった抹茶法の源流とされる本書誕生の背景・執筆の動機、飲茶法の展開、文体や語彙、宋代文人文化との関係などを探った最新の研究成果。
日中8名による論考に、『喫茶養生記』(初治本)の翻刻を付す。
【目次】
序 (熊倉功夫)
Ⅰ 栄西の事蹟と『喫茶養生記』
栄西の事蹟と『喫茶養生記』 (熊倉功夫)
栄西が天台山に赴いた経緯と茶に関する事蹟 (姚国坤)
Ⅱ 『喫茶養生記』の研究
『喫茶養生記』の文体と語彙 (高橋忠彦)
栄西の『喫茶養生記』の執筆目的 (中村修也)
『喫茶養生記』要述 (程啓坤)
Ⅲ 宋代の飲茶法と文化
栄西が将来した抹茶法の行方 (中村羊一郎)
宋代の飲茶法とその東アジアにおける展開 (関剣平)
宋代文人と茶文化 (沈冬梅)
Ⅳ 史料
『喫茶養生記』初治本 (高橋忠彦校訂)
栄西年譜
四六判 292頁 口絵8頁 並製