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「茶の湯文化学会会報 No.88」
木津宗詮 著
紀州徳川家とも深いかかわりのある願泉寺から出、松平不昧、徳川治宝、久邇宮朝彦親王、貞明皇后、近衛篤麿、また武者小路千家、平瀬家、跡見家の人々など、多くの人々に支えられて今日まで連綿と続いてきた茶家、木津家の家史が今明らかにされる。
特に、茶室の設計や作庭において特筆すべき業績を遺していることはあまり知られていない。当代卜深庵木津宗詮が渾身の思いを込めて202年の歩みを語る。
【内容目次】
はじめに
第一章 松斎宗詮(願泉寺/江戸下向と松平不昧ほか)
第二章 得浅斎(生い立ち/茶の湯修業ほか)
第三章 聿斎(東京遊学と茶の湯修業ほか)
第四章 花笑斎と柳斎(花笑斎/柳斎)
木津家関連系図1・2
木津宗詮設計茶室・庭園
木津家略年譜
参考文献
おわりに
【著者プロフィール】
木津 宗詮 (きづ そうせん)
1962年和歌山県生まれ。大江崇之。立命館大学文学部中国文学科卒業。
武者小路千家家元教授。木津家後嗣宗隆を経て、2013年七代宗詮を襲名。斎号桜斎。
著書に、『千一翁宗守──宗旦の子に生まれて』(茶人叢書、宮帯出版社、2013年〈三徳庵茶道文化学術奨励賞受賞〉)がある。
四六判 296頁 口絵カラー16頁 挿図170点 並製 定価2,000円+税