宮帯出版社/商品詳細 顕如 信長も恐れた「本願寺」宗主の実像 金龍静・木越祐馨 編
書籍
ISBN：
978-4-8016-0044-7
顕如 信長も恐れた「本願寺」宗主の実像 金龍静・木越祐馨 編
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「真宗」2016年9月号
金龍 静・木越 祐馨 編
信長の「天下布武」に立ち塞がった顕如とは!?
顕如(光佐)は本願寺11世である。戦国時代、本願寺は一向一揆を指導するなどして、経済的にも軍事的にも強大な力を持っていた。当時大坂にあった本願寺は寺院でありながら、難攻不落の城塞としても有名であった。
顕如は若くして本願寺を継いだが、それまでの歴代が果たせなかった「門跡」になるなど、本願寺の絶頂期に教団を率いた。天下統一を目指す織田信長と敵対し、10年間に渡って戦い抜いている。しかし、勅命による講和の直後、威容を誇った大阪本願寺は焼失し、教団も息子教如と准如の時に東西に分裂する。 いわば本願寺の歴史上、非常に大きなターニングポイントの中心にいた人物である。
この顕如に様々な角度から光をあて、実像に迫る待望の論文集。
【目次】
若年の顕如………………………………………………………木越 祐馨 加能地域史研究会代表
顕如の前半生 ―本願寺「門跡成」から親鸞三百回忌へ―……安藤 弥 同朋大学準教授
栄六・元亀の政局………………………………………………弓倉 弘年 和歌山県立桐蔭高等学校教諭
一向一揆と織田武士団…………………………………………川端 泰幸 大谷大学文学部歴史学科講師
寺内長の構造と展開……………………………………………大澤 研一 大阪歴史博物館学芸員
雑賀衆と「石山合戦」……………………………………………竹内 善信 和歌山城整備企画課学芸員
勅命講和…………………………………………………………小谷 利明 八尾市立歴史民俗資料館館長
大坂退出についての教如の動向………………………………岡村 喜史 本願寺資料研究所委託研究員
教如教団の形成と性格…………………………………………草野 顕之 大谷大学学長
天満・京都時代の顕如本願寺と洛中本願寺屋敷………………大原 実代子 本願寺資料研究所研究員
顕如発給文書について…………………………………………太田 光俊 三重県総合博物館学芸員
大坂拘様終結における顕如と教如……………………………青木 馨 同朋大学講師 同大学仏教文化研究所客員所員
下間頼廉名乗・花押考…………………………………………金龍 静 本願寺資料研究所副所長
寛政の顕如 ―石山合戦を題材とする浄瑠璃・歌舞伎―・……塩谷 菊美 神奈川県立平塚商業高等学校教諭
菊判 並製 320頁 口絵8ページ
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