おお友よ、かび臭い哲学ではなく、もっと心をときめかせる、喜びに満ち溢れた哲学を研究しようではないか。
哲学の根幹である認識論、真理論、論理学の一部の帰納について、それぞれのたたき台として3 論文を著すことで、今日の哲学界に問題提起を残した、哲学者三木秀夫の哲学人生の結晶。
目 次
第1章 第1番目の論文「新しい認識論」
第2章 第2番目の論文「真理とは何か」
第3章 第3番目の論文「特定の帰納の妥当性とそのタイプの帰納の論証規則」
終 章 哲学進めるうえでのヒント「独創的な研究の仕方と今後の方向」
著者 三木 秀夫(みき ひでお)
1948年 神戸市生まれ
1966年 兵庫県立長田高等学校 卒業
1971年 関西学院大学法学部 卒業
1973年 家業の三木油業㈱ 入社
1995年 会社を㈱ミキ・クリエイションに改称
独学にて哲学を研究。科学哲学会、米国哲学協会元会員
2008年 科学哲学会において「哲学にとって知覚とは何か」を発表
2010年 科学哲学会において「帰納の論証規則」を発表
2013年 『日本社会を叱る』を㈱ミヤオビパブリッシングより刊行
2016年 フリーで哲学、思想、心理学の著作活動中の1月20日、くも膜下出血のため急逝。享年67歳。
死の直前に書き上げ、編集者に託していた原稿を、本書『哲学革新の息吹』として、(株)ミヤオビパブリッシングより刊行
四六判 上製 136頁