室町時代、家も持たず、家族も持たず、財も築かず、「無生心」の禅の道を歩んだ一人の画僧がいた。
前作「観阿弥と世阿弥―千年の舞―」に続き、緻密な史料を元に創りあげられた壮大な歴史小説第2弾。
若くして仏門に入り、画僧として生きることを宿命とした雪舟。ただひたすら水墨画に心血を注ぎ、誇り高く生きた雪舟の軌跡を追う。
【内容】
第一章 離別
第二章 画僧拙宗
第三章 旅立ち
第四章 雪舟誕生
第五章 終の棲家
第六章 雪舟死す
【著者】
久住 泰正(くすみ やすまさ)
1948年宮城県生まれ。仙台市在住。
【著書】
『観阿弥と世阿弥―千年の舞―』(ミヤオビパブリッシング 2015年)
四六判 上製 256頁