コンラッドに至るまで誰も発見できなかったばかりでなく、コンラッドのあとも発見された形跡がない真理とは?
―読者にはどうぞ「明るみに」なってくる真理を「感じる」努力を精いっぱいしていただいて、私の短を補っていただきますよう。 ≪本書「はじめに」より
【内容】
第一章 思想家・科学者の世界と真理
第二章 「彼自身の内面へと下っていく」の解釈
第四章 語りの場変更の理由
証 明 数の理論「多にして1」
万有引力の理論
多にして1の理論による宇宙進化の歴史
【著者】
浦河 新吉(うらかわ のぶきち)
昭和6(1931)年和歌山県御坊市生まれ。
和歌山大学学芸学部(現、教育学部)卒。大阪市立大学大学院文学研究科修士課程修了。
元和歌山県内の中学校、高等学校英語科教諭。
〔主な研究著作〕
『T.S.エリオットの詩「料理用卵」の解釈について』(大阪市立大学大学院英文学研究会『QUERIES』NO16、17所載・1979~80・同研究会)
『イメージ研究 T.S.エリオットの前期の詩における水夫のイメージ』(同『QUERIES』NO18~25所載・1981~88)
『蘇りの探求―J.コンラッドの小説「闇の奥」を読む』(1999.あばろん社)
『ジョウゼフ・コンラッドのアート理論「ナーシサス号の黒人」序文を読む』(2014・宮帯出版社)
A5判 並製 182頁