今までの饒舌な意識論は何だったのだろう。ここに意識の真の姿が明らかになり、終わりの見えない議論に終止符が打たれる。
『意識の謎は氷解する』で意識を理解するための方法論を提示した著者が満を持しておくる第二段。
スリリングな展開とシンプルなアプローチで意識発生の深淵に迫る意識研究の決定版!この一冊により「意識」は、何か特別な対象ではなくなるだろう。
【内容】
Ⅰ.現象的意識(クオリア)の本質的な問題とは何か
Ⅱ.意識を物理的に考察するための基本事項
Ⅲ.意識(クオリア)の性質
Ⅳ.意識を実現する環境
Ⅴ.意識を創りだす
Ⅵ.意識発生回路を実装する
【著者】
東畑 一郎(ひがしばた いちろう)
1951年生、慶應義塾大学哲學科卒。卒業後、システムエンジニアとして活動しながら、長年にわたって、「意識とは何か」を研究。
恩師、沢田允茂がベルクソン哲学、論理学研究を経て、「認識の風景」へと発展させた哲学を継承し、意識の哲学を展開する。
四六判 並製 164頁