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「月刊京都」2017年11月号
「茶華道ニュース」2017年10月1日号
上林春松・上林秀敏 著
江戸時代に御所御用・幕府御用の最高位の御物(ごもつ)茶師を勤めた上林一族と春松家の歴史
足利義満の時代から宇治茶の生産に携わり、秀吉に重く用いられ、利休に切腹直前「今生の限りとして上林の極上を一服申したい」と望まれた。家康からは代官として茶師の統括を命じられ、幕末まで御物茶師の筆頭に名を連ねた。阿波蜂須賀家や尾張徳川家にも仕え、維新後はフィラデルフィア万博や京都博覧会へも出品、近代の混乱期を乗り切る。
本書では、上林一族と上林春松家が茶とともに歩んだ450年の歴史を語る。抹茶や煎茶の製法やおいしいお茶の淹れ方も紹介。
国立国会図書館所蔵「宇治茶壺の巻」(全一巻)や、上林記念館所蔵の「古代製茶図」(全四巻)、秀吉・織部・遠州からの書状ほか、図版多数。
【目次内容】
宇治茶の沿革 ~序にかえて~
喫茶と宇治茶の歴史
天下人と上林一族 ─宇治御茶師
新時代の挑戦 ─温故知新
上林家の歳時記
お茶の話
宇治・上林記念館
A5判・約152頁・並製 定価1,700円+税