源氏3代の武家政権から
北条氏16代にわたる執権政治まで
鎌倉幕府の成立から消滅までを輻輳する登場人物
それぞれの立場と思惑を同じ時間軸で視点を変えながら軽快に描く。
【内容】
<第一部> 源氏将軍滅亡
頼朝鎌倉に起つ
富士川の合戦
木曽義仲の挙兵
平家滅ぶ
頼朝死す
頼家弑逆される
北条時政親子の謀略
公暁、実朝を討つ
承久の乱勃発
幕府宿老たちの逝去
<第二部> 北条執権の天下
執権泰時の死去
摂家将軍の台頭
北条時頼執権に就く
『宮騒動』
宮家将軍の擁立
時頼出家する
北条時宗執権に就く
『二月騒動』
『文永・弘安の役』
<第三部> 鎌倉炎上
北条高時の元服
天皇家の『両統迭立』
高時執権に就く
『正中の変』
『元弘の変』
後醍醐天皇、隠岐へ流罪
幕府軍上洛
六波羅落ちる
幕府滅びる
北条一族の最期
【著者】
服部 巌(はっとり いわお)
昭和20年 京都に生まれる。
昭和43年 立命館大学法学部卒業。
同年、全国信用金庫連合会(現・信金中央金庫)入会。
平成11年 綾部信用金庫(現・京都北都信用金庫)入庫。
平成18年 (独)雇用・能力開発機構に勤務。
平成20年 (株)コングレに勤務。
平成22年 同社退職、現在に至る。
著書 『小説 最後の将軍 足利義昭』(平成24年・文芸社)
A6判 並製 376頁