昭和20年2月、少年は15歳で空に飛び立った。
今こそ伝えたい、少年兵の真実の姿。
【内容】
海軍少年兵に志願し、14歳で故郷を離れ藤沢海軍電測学校に入団した著者は、仲間とともに厳しい訓練に耐え、攻撃七〇三飛行隊に配属される。昭和20年、15歳になったばかりの少年は、電探班として一式陸上攻撃機に乗り込み出撃するが……。
経験者ならではの細やかな日々の生活や思春期の素直な心境を記し、当時の少年兵の真実の姿を鮮明に描く。後世に伝えたい貴重な一冊。
【著者】
岩田 孝一(いわた こういち)
昭和5年2月9日上野原市上野原生まれ
上野原町立国民学校高等科卒
元中央基地通信隊信務電信中隊長
(陸幕通信所長代理)
A5判 並製 130頁