謎多き美の革命家、俵屋宗達。
権力に臆することなく、町絵師の矜持を貫いた男の生涯を追う。
【内容】
数多の名作、名品を残し、後世の作家たちに多大な影響を与え、現在に至るまで我々を魅了し続ける絵師「俵屋宗達」。
本阿弥光悦、角倉素庵などとの交流を通じ、その人間性、芸術性の本質を解き明かす。
誰も描いたことのない絵を追い求めた一人の青年が「法橋宗達」へと成長する様を、京の町を背景に生き生きと描く伝記小説。
【著者】
久住 泰正 (くすみ やすまさ)
1948年宮城県生まれ。仙台市在住。
『観阿弥と世阿弥 ―千年の舞―』2015年
『雪舟 ―孤高の画僧―』2016年
ともにミヤオビパブリッシング
四六判 上製 236頁 定価1,500円+税