第一巻に続いて刊行。
フロイトやフロム、ド・ゴール、橋本左内、マンハイム、ルカーチ、ヴェーバー、ラスウェルらが登場。
異端のリベラル派、中川原德仁の自在な遊びの世界。
【内容】
<講演>
第一章 ウィーンの東と西 ~比較政治論の試み
第二章 延安時代の中ソ対立と米中接近
第三章 ヨーロッパから見たアメリカ ~S・フロイトの場合
第四章 ヒトラーの性格 ―E・フロムによる分析
<エッセイ>
チリ アジェンデ政権の挫折
橋本左内の国際認識と国家構想
政治認識論を読む ―マンハイムとルカーチ
政治概念論を読む ―ヴェーバーとラスウェル
【著者】
中川原 德仁(なかがわら のりひと)
1932年3月1日、長崎県対馬厳原町(現・対馬市)出生
九州大学法学部・同大学院にて政治学専攻
1966~1987年、東京経済大学助教授・教授
1976~1978年、ウィーン留学
1979年、松隈姓より中川原姓へ
1987~2002年、久留米大学法学部教授
2002~2007年、久留米大学特任教
1995~2016年、西日本図書館学会会長
現在、久留米大学名誉教授、西日本図書館学会顧、東アジア文化研究所代表
A5判 上製 280頁 定価2,000円+税