桐箱の種類
桐箱の形状は様々ですが、よく使われる一般的な形をご紹介します。
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薬籠箱
(
やろうばこ
)
箱本体の上部に段差をつけ、蓋をすると本体とが一体になるような形状です。 印籠の形にも似ているので、印籠箱と呼ぶこともあります。 機密性が高く、高級品に用いられます。
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組盛箱
(
くみもりばこ
)
箱の胴の部分のあわせが組み木のように組んであり(写真は三つ組ですが、五つ組などもあります)、 蓋の上面がかまぼこ状に丸みをおびた加工が施され、高級感のある仕上げです。
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下駄底
箱の四隅に下駄をつけ、紐を通す穴を四ヶ所もうけます。
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二方桟蓋
(
にほうさんぶた
)
蓋の裏側に二本の桟を付けた蓋です。
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ベタ底
下駄のない箱です。
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四方桟蓋
蓋の裏側に四本の桟を付けた蓋で、丈夫です。
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出会桟蓋
(
であいさんぶた
)
(裏千家玄々斎の好み)
書付をとられる場合は、この蓋をおすすめいたします。
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塗箱
主に二重箱に用いられます。本漆・カシュー漆塗(溜・黒塗)があります。
桐箱のお見積承ります
板屋では、茶碗・香合・釜・風炉の箱など、各種サイズ・用途に応じてお作りさせて頂きます。用材も桐の他に、杉・
樅
(
もみ
)
・松・栃などご要望に応じます。
一つからでも制作いたしますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
箱の寸法をご確認のうえ、見積りフォームにご記入ください。
※寸法の長い方を「間口」、短い方を「奥行き」とします。