「欠史八代」から「倭国大乱」までの糸を結びつけるキーワードは「渡来民勢力との関係」である。
気鋭の著者による待望の第二段。
「原ヤマト」成立から欠史八代、渡来民の時代を経て、倭国大乱までを大陸・半島との関係に着目し、縄文から弥生、そしてヤマト成立までの流れを大胆に考察。
前作『「ヤマト」は、縄文時代勢力が造った』を上回るスケールで展開され、分断された歴史と史実への議論に一石を投じる。様々に視点を変えることにより、硬直化した歴史認識を解きほぐすことの有用性を説く渾身の第二段。
【内容】
序 章 弥生時代は「渡来民時代」
第一章 原ヤマト時代の解明
第二章 渡来民の時代が始まった
第三章 渡来民への対応策
第四章 倭国大乱の解明
【著者】
内舘 彬 (うちだて あきら)
1944年岩手県宮古市生まれ。
盛岡一校を経て、北海道大学理学部地質学鉱物学科卒業。
建設コンサルタントに入社し、ダムなどの地質調査・解析を担当し全国を回る。
埼玉県所沢市在住。
A5判 並製 218頁 定価1,500円+税