魂の遺伝子は転生して遍歴する!
壮大なスケールで描く、時空を超えた「魂の遍歴」の物語。
天下布武の野望を掲げ、新たな時代の扉を開けながら、最期は本能寺に斃れた織田信長。
己を第六天魔王と嘯く一方、卓越した審美眼で美術、芸術文化の発展に寄与した信長の魂は何処へ向かったのか。信長に仕えた弥助の口を通して伝えられる「信長の首」の真実とは。
過去と現在を行き来するスリリングな展開の中、現代美術コレクターである主人公の魂の遍歴が明らかになっていく。
【内容】
序 章 信長の首
第一章 現代アートコレクター
第二章 ふたつの家、ふた組の両親
第三章 前世の記憶?
第四章 襲い来る黒い亡霊
第五章 美術好きはどこから来たのか
第六章 今川義之、前世の夢を見る
第七章 織田信長と足利義昭
第八章 魂は遍歴する?
第九章 霊魂の遺伝
【著者】
敦賀 信弥 (つるが しんや)
富山県氷見市生まれ、明治大学商学部卒業。埼玉県久喜市在住。
室内装飾会社、のち生命保険会社に勤務。現代美術ファン。
定年後、これまで関わってきた美術と極めて個人的なスピリチュアル体験を並行して書いた体験的小説『天翔の夢』、『天翔の夢~夢の彼方へ』の二作(未出版)を書いたことで、小説を書くことの面白さを知る。
2017年、『天秀尼 豊臣家最後の姫』をミヤオビパブリッシングより刊行。今作は出版2作目である。
四六判 上製 308頁 定価1,500円+税